光熱費の節約<電気料金版>隠れ電気代が潜んでいる

電気代の固定費「基本料金」を見直して適切ねアンペアに変更して安心してはいけません。
次はお家の中の電気の使い方を今一度確認してみましょう。
使わないのに差しっぱなしのコンセント、どれくらいありますか?
実際に数えてみると意外に多いことに気が付かれることでしょう。
使っていない(ほとんど使わない)のにとりあえず差しているのであれば待機電力でムダな電気代が発生しているかもしれません。
そこで今回は待機電力を見直して電気の使い方を考えてみます。

●そもそも待機電力とは?

一般的に私たちが良く聞く待機電力とは、正式には「待機時消費電力」といいます。
文字通り待機時というのはプラグをコンセントに差したままで使っていない状態を指しており近年では当然となったタイマー機能などを維持するために必要な場合もありますが、すぐに家電製品が稼働するためにスタンバイしている時に消費されている電力でもあります。

家庭一世帯あたりの待機時消費電力量

平均228kwh/年!
家庭の一世帯あたりの全消費電力量 4,432kwh/年の5.1%に相当するそうです。
たかが待機時のみの消費電力とはいえ、なかなかのウェイトを占めています。

金額に換算してみる

全消費電力量 4,432kwh/年の5.1%って、金額だとどれくらいなの?大したことないんじゃないの?と感じられる方のために、実際に金額に換算してみたいと思います。
電力料金の計算は複雑なのでここでは簡便化してざっくり計算してみます。
電力量料金は次の表のとおり3段階設定となっていますが、一般的に一人暮らしの平均電気使用量は150kWhと言われているそうなので今回はその場合を想定して計算してみます。

使用量単位料金(税込)
最初の120kWhまで1kWh19円91銭
120kWhをこえ300kWhまで1kWh26円51銭
上記超過1kWh30円60銭
※料金は2023年4月1日以降を適用(東京電力エナジーパートナー公式サイト

一世帯あたりの待機電力は平均228kwh/年となると、228kwh×26円51銭=6,044.28円
なんと!年間待機電力だけで6,000円
これを丸々ゼロにはできませんが、この中には使っていないけど電気代がかかっているという隠れ電気代が潜んでいるということなのです。

●待機電力ランキング

家庭の中の待機電力見直しの前に、待機電力が大きいものは何かを把握しましょう。
関東電気保安協会さんのホームぺージにわかりやすい図が掲載されていたので、ご紹介。
意外にも第1位はガス温水器。
第2位はテレビ。予想通りというか、こまめはこれが1位だと思っていたほど待機電力高い家電。ここに載っている家電の待機電力を減らすだけでも光熱費削減に貢献してくれそうです。

待機電力が高い家電ベスト3の対策

ガス温水器|使うときだけつける!(季節によって上手に使い分け)

今までつけっぱなしだった方は、使うときだけつけるようにするだけで待機電力は削減できます。こまめに消すのは面倒という場合は、夏場は入浴時以外は消しておくだけでも違ってくるでしょう。使うときだけつけるというクセを焦らずゆっくりとつけていきましょう。今までこまめに消してましたという方は素晴らしいです!
引き続き今後もまめに消しましょう。ひと工夫してお風呂は家族が連続で入るなど集中的に使ってつけっぱなし時間を減らすというのも考えてみてはいかがでしょうか。

テレビ|使うときだけコンセントを差す!

以前のブラウン管テレビから液晶テレビとか有機ELテレビに代わり、番組表などの情報更新はテレビを視聴中か、待機中に実行されています。使っていないのにテレビから何か作動しているような音を聞いたことがありませんか?あれって番組表更新している音って聞いたことがあります。それ以来、こまめ家では見終わったらテレビのプラグ外してます。タイマー機能を使うときは勿論つけたままです。

冷暖房兼用エアコン|使う時期だけコンセント!

季節のいい時期は使わないと思うのでコンセントを抜いておきましょう。ゴールデンウィーク、夏季休暇、年末年始など帰省や旅行に行くときも抜いてお出かけ。コンセントはコンスタントに使う時期のみ差しておきましょう。コンセントを入れてからすぐにスイッチをいれず、しばらく時間を置いてからつけるようしましょう。

○こまめ家のコンセント事情を公開

我が家で日常的に差しっぱなしとなっているのは冷蔵庫と洗濯機、トイレ温水洗浄便座のみです。
冷蔵庫は言わずもがな、常に電源を入れていないと食材が傷みますので当然ですね。
洗濯機は説明書に待機電力0とあり、一応それを信じてます。トイレ温水洗浄便座はエコモードで冬は便座温めON、をシュレット温水ON設定しますが、夏はいずれもオフにしています。
その結果が全てではないと思いますが、我が家は通常のご家庭よりも電気代が少ないです。
現在利用している「じぶんでんき」さんのでんきアプリで我が家と同じ生活スタイルの世帯比較ができるようになっていて、こまめ家は一般的なご家庭や省エネ上手なご家庭の使用量よりも常に安い水準をキープしていることがお分かりいただけると思います。
例えば、2023年4月の実績だと下図のとおり。こうして比較してみると、つくづく、やっぱりわが家は電気の使用量が少ないんだなと思います。一般的なご家庭よりも節電には意識が高いとは思っていますが、だからと言って生活に支障があるほど我慢の節電もしていません。しかし実際にここまで低いのは何か根本的な違いがありそうと思い、同僚など周りの人に聞いてみると違いが見えてきました。
そのお話はまたの機会にご紹介させていただきます。

世帯使用量(kwh)金額(円)
一般的なご家庭112.503,880
▲54.50▲1,455
こまめ家58.002,425
▲20.00▲537
省エネ上手なご家庭78.002,962
比較対象グループ:東京都/朝型/集合住宅/世帯人数2~3人/日中は不在/3~4部屋
(右のグラフは「じぶんでんきアプリ」で確認できるようになっています)

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