今回ご紹介するのは、人気抜群の「代々木上原」エリアにおける高台ゾーンにそびえるマンション。
しかし落ち着きのあるエリアならではの低階層タイプ。
大名や旗本軒を連ねていたという由緒正しき歴史をもつ「旧代々木村」。高級住宅地と言われるのも納得です。
ゆったりとして安心感のある低階層のマンションはある程度の土地が必要です。規模感を見るとこちらのマンションは69戸の低階層ですからそこそこ低階層でもスケールは大きめ。ということはかなりの土地を確保して開発していると思われます。完成が楽しみです。
そんなこちらのマンションで今回チョイスした間取りはPremiumPlanから「KType」
物件名: パークホームズ代々木西原
タイプ:K-type
プラン:3LDK+2WIC+SIC+N
専有面積:101.56㎡(約30.72坪)
バルコニー面積:16.15㎡
方角:南東
全体的に縦長なプラン(間取り)が多い印象でした。
この縦長や田の字型タイプ[※]というのは、効率的に多くの戸数を確保できることから、デベロッパーさんの思惑も感じられます・・・
※…古くからよくあるマンションの間取り:
玄関からまっすぐ廊下があり、その左右にお部屋がある
ではポイントを絞りながらこちらの間取りを拝見してまいります!
●玄関|100㎡越え間取りにしてはこじんまり
田の字型間取りですが、玄関入ってまっすぐ廊下ではないところがさすが現代版。
玄関扉を開けて内部が丸見えでないところは良いですね。SICが玄関あがりの正面なので、靴の出し入れの際は一度玄関敲きに降りてからという形になります。納戸があるのでそこを上手くアレンジして良く履く靴を置いておくと便利にお使いいただけそうです。
●LDK|お掃除をサボれない、油断が出来ないLDK
LDK入ってすぐ左手がアイランドカウンターキッチン。
リビングより入った時にすぐ目が行くので、常にピカピカ☆余計なものは置かず、キレイな状態を保つというプレッシャーがかかるキッチンです。アイランドカウンター上に生活感のあるモノは置かないようにするべきです。
冷蔵庫や食器棚は壁面にスッキリ入るので凸凹していません。食器棚の扉がガラス入りタイプだと中の食器も見えるので配置などかっこよく収納したいところ。生活感が出ない方が好みなこまめです。
ささやかなパントリー付きで、アイランド部分も下部収納、シンク上部も終了があるので、ある程度収納力はありそうです。冷蔵庫がコンロ側にあるので、お野菜を洗うシンクまでが遠いですが、アイランドカウンターを上手く利用すれば動線のストレスは無いと思います。
LDKは17.0畳ですが、ほぼ正方形なので家具配置が悩ましいところ。
リビングインの洋室(3)の出入を考慮した配置にする必要があります。マルチメディアコンセントはリビングのパイプスペースあたりになるのでしょうか、このコンセントの位置でTV置き場が決まってくるところがあるので要チェックです。南東と南西側に窓があるので採光性は良いでしょう。
●洋室(1)・(2)・(3)
洋室(1)・(2)は廊下に面した独立部屋です。
2部屋とも出入口が引戸というのはなかなか良いのではないかと思います。安全面からもそして換気する場合も引戸であれば窓を開けたままでも急な突風でバタン!と閉まることもないです。ただ、引戸の場合は密封性は悪いです。いわゆるすきま風が入りやすい構造だと思います。特に冬は廊下から冷たい風が床面から入ってきます。
洋室(3)はリビングイン、東側なので、朝日が入って良いですね。開き戸タイプなので引戸より気密性が高いのでリビングの音も引戸よりは聞こえにくいです。収納は小さ目なクロークなのでちょっと物足りません。洋室(1)・(2)はウォークインクローゼットなので収納力はあります。引戸タイプなので室内の家具配置にも影響がなくて良いです。
●水回り
洗面室には廊下からとキッチンから入れるスタイルとなっており、忙しい主婦にはありがたい造り。廊下から洗面室に入る開き戸がリネン庫の扉と干渉してしまうのが残念ですがキッチン側は引戸で開けっ放しも可能なのは高評価。朝の忙しい時間に開けたままで移動できるのはかなりメリット高し!と思います。リネン庫も3か所あり十分です。洗濯機がキッチン側にあるのもいいですね。しかしこの場合、洗濯機のお湯取り機能を使う場合ポンプが届くかしら?と心配でもあります。
洗面台は2ボウルなので、人数が多いご家族には助かるタイプ。
浴室は1620と広々ですね。
トイレは便器の上に収納があります。手洗いの下部にも収納があると便利なのですが、ここは要確認です。
○こまめのつぶやき
コンパクトに独立個室も最近よくある4畳台のお部屋もなく、居住空間として十分な広さを保っている印象。
100㎡台でそもそも広いですが、バランスの良い造りです。好みが分かれる点としては、まずはキッチンがアイランドカウンター型となっていること。パーティーなどが多いお家ならみんなでワイワイ楽しく料理を作りながら♪というシーンがピッタリなキッチンなので、気に入って住むだけならいいのですが、将来的に売却となると、ここが逆にネックになることもありそう。洗面台も2ボウルは意見が分かれるところですね。家族の多い家庭だと朝の準備で洗面台の取り合いということにはなりにくそうですが、それ以外の時間、2ボウル必要なことってどんなとき?と考えると、ウーン・・・・と考えてしまうこまめなのでした。
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