東京メトロ「広尾駅」に徒歩2分というバツグンなアクセスを誇りながらも
近くには有栖川記念公園もあり緑を感じられる都心という贅沢なエリア。
外苑西通りに面しており、交通量が多いエリアなので若干車輌の騒音が気になりますが
昨今のマンションの防音性は極めて高いので大丈夫だと思いますが念のため確認が必要。
こちらの物件は、最上階の10階はゆとりのある3LDKタイプ2邸のみ、
階高約4.5mを生かし、スキップフロアで空間を仕切ったプランなど間取りも多彩。
そこで今回はスキップフロアで仕切ったタイプの間取りを拝見してみようと思います。
物件名：ザ・パークハウス 南麻布
タイプ：60-CLtype（203号室）
プラン：1LDK+ロフト+ストレージ+WIC
専有面積：61.40㎡
バルコニー面積：5.94㎡
方角：南西
室内イメージCG（60-CLタイプ・カラーセレクト:CLEARY）→
●玄関｜水回りは玄関側に集中配置
普通サイズのシューズボックス
気持ち程度の廊下からは洗面室・浴室・トイレといった動線になっています
●LDK｜上層階へのルートはまさかの２つ！空気が逃げやすいかも
広さは約17.5畳とありますが、キッチンも含んでこの広さなので、思ったよりも
広くはなさそう。しかもキッチンカウンター前のエリアの微妙な空間がもったいないと感じます。
キッチンカウンターをバー仕様で2脚ほど椅子を置いて活用する手はあります。
リビング
玄関から続くドア正面のエリアを想定
西側のバルコニー出入口の窓があるので、テレビはロフトへの階段側側面の
壁側になろうかと思います。となるとソファは配管スペースがある壁にくっつけて
２人掛けのサイズのものが無難ですね。
ダイニング
対面キッチンの正面は微妙に狭すぎて正直デッドスペース。
ダイニングテーブルはシンクサイドに横並びで配置するイメージでしょうか。
キッチン
窓から明かりが入ってくるキッチン、素敵ですね。
上部吊り戸有の食器棚付。
冷蔵庫と食器棚がストレートに横並びなので見た目が良いでしょう。
LDK内のストレージ
２階の洋室下に収納があります。
奥行きがありますが、人が立って入れる高さは無いので、体の大きな方は使いづらそうです。
ダイニングテーブルをキッチンから横並びで設置した場合は、出入りがしづらいでしょう。
また、奥行きがあって大容量ですが、奥に収納した物が取り出しにくいという点もデメリット。
●洋室（約4.6畳）
２階に位置する洋室は、キッチン横の階段からのぼる仕様。
引戸が設置されており、全ての戸が壁内に収まる仕様なので全開放可能。
LDKと空間がつながるので解放感はありそうです。
冬は暖かい空気が上部に溜まるので暖かそうですが、夏は逆に暑さが籠りそうです。
サーキュレーターなどで空気を循環させる必要がありますね。
広さは4.6畳なので寝るだけなら十分。
室内には壁上部に収納があります。カウンター付ですが、奥行きがないので、ベッドヘッドとしての役割くらいしか期待できそうにありません。
WICが洋室とLDKを繋ぐ階段の途中にありますが、部屋を行ったり来たりしなければならないので少々面倒な造り。
●ロフト（約4.0畳）
いたって普通のロフト。
洋室同様、冬は暖かそうですが夏は熱気が籠りそう。
建築基準法でロフトは天井高が1.4m以下、床面積は直下の階の2分の1未満と決まっていますので
洋室を自分の寝室として使う、もしくは物置として使うというケースが多いです。
○その他（こまめのつぶやき）
・キッチン側に窓があって明かりが入るのは嬉しいポイントですが、
・コンロに近いのでカーテンは防炎のブラインド型 or ロール型に限定されそう。
・天井埋込の空調（天カセ）がキッチン上吊り棚の上部にあるので、調理中の熱気が邪魔して効率的に稼働してくれるのかが心配。
・換気扇が天井から伸びている箇所が長い（吹き抜けタイプのお部屋なので避けられない）ので、
お掃除が大変かもしれません。
・吹き抜けで解放感はありますが、空調の利き具合が気になるところ。
・光熱費がお高くなる可能性ありです。
・メゾネットタイプのようなこの間取り、足腰に問題がない年齢であれば何の問題もなさそうですが
高齢になってくると、段差がしんどく、くらしづらいお部屋になってしまいそう。
そういう意味でも若い方向けの間取りのように感じました。
・とはいえ、このような間取りはマンションではかなり珍しいので、ご自身のライフスタイルにフィットするようでしたら検討されてみても良いかもしれませんね。
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